エルヴィス・プレスリーは、昔からもちろん知ってましたし、
有名なヒット曲は何度も耳にしていました。
 本格的にCDを聴くようになったのは、15年くらい前からです。
 それ以後、エルヴィスの歌声は、どんな時も、僕を癒し、励まし、救い、
僕の人生に欠かせないものとなりました。

「THIS IS ELVIS」

 15年ほど前、WOWOWで「THIS IS ELVIS」という映画を観ました。
 その時はまだ、エルヴィスに対しそれほどの思い入れはなかったので、
一人のスーパースターの伝記映画として、普通に観ていました。

 ♪「That’s All Right (Mama)」。
 世界の景色を一変するように放たれた、 エルヴィスの歌声!
 ♪「 Shake, Rattle And Roll」。
 TV初登場? 
 ギターを抱えてふらりと現れたエルヴィスが歌い出す。
 カッコえー!

 エルヴィスの人生が、再現ドラマも含めて描かれているのですが、
なにより深く心を捉えたのが、ラストの♪「マイ・ウェイ」のシーンです。

 エルヴィスが、亡くなる数週間前のコンサートですね。
 過食と薬物の影響で、顔も体もパンパンにむくみ太っています。
 その姿は痛ましく、直視するのがつらい…。
 そんなエルヴィスが、♪「マイ・ウェイ」を歌い始めます。
 歌と同時に、過去のエルヴィスの映像が走馬灯のように流れ始める。
 デビュー時の熱狂の様子、数々の主演映画の場面、
プライベートのショット、ハワイやラスベガスの公演でのエルヴィス…。

 ♪「マイウェイ」、
まさにエルヴィスの曲だ! と思いました。
 エルヴィスの人生こそ、この曲そのものだ…。
 そのスーパースターの生涯に、深く心を打たれました。

 ♪「マイ・ウェイ」は、僕にはそれまでシド・ヴィシャスの曲でしたね(笑)。
 シド本人、つーより、「シド・アンド・ナンシー」で歌っていた、
シド役のゲーリー・オールドマン!(笑)

 「THIS IS ELVIS」は、エルヴィスとの別れを悲しむ多くのファンを映し、
見送るに相応しい♪「 An American Trilogy 」で終わります。
 この余韻…。
 この映画が、僕がエルヴィスにのめり込む始まりとなりました。

 ELVIS Sings

 エルヴィスに心奪われた僕は、早速CDを…、
何から買っていいかわからない(笑)。
 とりあえず、ベスト盤を何枚か買いました。
 その中の、♪「Kentucky Rain」。この曲がまず、僕の心を掴みました。
 おお、エルヴィスはこんな曲も歌っていたのか…。
 それからはもう、毎日毎日、取りつかれたように聴いてましたね。

 音楽史的には、 初期のサン・レコード時代の曲が重要視されると思うんですけど、
僕は「’68カムバック・スペシャル」 以降の曲が好きなんです。
 曲もそうですが、エルヴィス本人、その歌声が。
 特に、晩年のエルヴィス。

  30も半ばを過ぎ、本当、声に艶と深みが出たというか…、
男の色気が半端じゃないですね!!(笑)
 もとより、歌唱力は言うまでもない。
 こんなに歌のうまい人はいないよ、本当に。

 70年代のエルヴィスは、
他人のカバーばかり歌って、女にフラれた歌ばかり歌っている(笑)。
 でも、それがいいんです!!

 ちょうどその頃、僕も恋愛に悩み苦しんでいました(笑)。
 どれだけエルヴィスの歌声が救いになったか!!
 まさに、神様からの贈り物、タイムリーすぎる(笑)。
 不思議なものです…、エルヴィスとの出会いは。  

 女房のプリシラと別れた悲しみが、エルヴィスの曲に、
より哀愁を持たせたようです(笑)。
 ♪「Always On My Mind」「Separate Ways」
 沁みるぜ、エルヴィス!!

 当時はもう、中毒ですね。毎日、聴かずにはいられない。
 エルヴィス・ジャンキー(笑)。
 心と体が、24時間エルヴィスの歌声を欲している。
 聴けばすぐに、大きな安堵感が優しく僕を満たします。

「アロハ・フロム・ハワイ」

 やがて、CDだけではなく、DVDや昔のビデオも買い始めました。が、
数ある主演映画はほとんど観てない(笑)。観る気にならない。
 …でも、まあ、
いつか観る時が来るのを、楽しみにしてます(笑)。

 「’68カムバック・スペシャル」は、
 ♪「Trouble」のクローズアップでもう、いきなりやられますね(笑)。
 でもやっぱり、観客を前にして歌うシーン。
♪「 Blue Suede Shoes 」でギターを抱えた、レザーの後ろ姿!! 
 たまらんわ~~~(笑)、カッコえー、シビれた!
 昔の曲も、この頃歌う方が全然いいですね。
 昔のバンド仲間とセッションする♪「That’s All Right (Mama)」「Tiger Man」も最高。

 「アロハ・フロム・ハワイ」は、
現地の空気も感じられて、 ハワイが大好きな僕には 夢のようなコンサートでした。
 ああ、その当時、大人だったら…、
 いくら金出しても行ったよなー! (笑)
 ♪「You Gave Me A Mountain 」、特に好きです。元気が出ます。
 ♪「Something」。
 この曲を歌っている時のエルヴィスの表情が、忘れられない。
 とにかく、全曲いい!最高だよ。

 「エルヴィス・オン・ステージ」は、連日のラスベガスでのステージ。
 相当疲れがたまっているのか、ふざけて歌う場面が多々(笑)。
 歌わずに、観客の女にキスばかりしている(笑)。
 でもさー、本当、かわいそう。
 1年に、170、180回のステージ?
 それ、昔のプロレスの興行だよ!!

 そして… 「Elvis In Concert」 。
 最期も、その歌声は、素晴らしいですね。
 ♪「Unchained Melody」、ピアノの弾き語り。
  曲のラストの絶唱は、
一人の人間の魂が、永遠へと昇華する瞬間を観た気がしました。

ELVISを聴けば

 いつでも、
 歌うのが、
 大好きだったんだ、エルヴィスは。

 ♪「Any Day Now」、 一番好きなエルヴィスの曲です。
 元気が出る!
 生きていける!
 バカラック作曲、カバーなんですね。
 「インヒアレント・ヴァイス」のエンドロールで流れて驚きました。

 ♪「Mama Liked the Roses」。
 僕も母親を亡くしてから時間が経ちましたが、
この曲を聴くといまだに…。
 エルヴィスは、天国でママと一緒にいるよ。

 どんな時でも、
エルヴィスを聴けば、それでいい。

 人生の様々な難所に陥った時、そのたびに救ってくれた、エルヴィス。
 ありがとう、エルヴィス。
 感謝しか、ねーわ。

 
 
 

 
 
 

 
 

 

 

 

 

 

 

著者

たねってぃ

1970年生まれ 千葉県在住

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