中学に入ったら、洋楽を聴こう!と思いました。
中学生になったということで、ちょっと大人びてみた感じですかね(笑)。

 しかし、洋楽といっても、何を聴いていいかわからない(笑)。
 で、当時、
週末の新聞(朝日)に、FM局の1週間の放送番組が載っていました。
 その番組欄の上に、全米のヒットチャートが載っていたんです。
  R&R (ラジオ&レコーズ)のベストテンです。
 それを基に、中学生の僕は洋楽を聴き始めました。

FM、ラジカセ

 新聞のFM欄も読んでいたんですが、もっと細かく曲をチェックするために、
FM雑誌も買い初めました。
  番組内で放送する曲が、詳しく載っていたんですね。
 大体、その週のヒット曲をFM雑誌の番組欄で探して、
放送する番組をチェックし、曲名をマーカーで塗る、と(笑)。

 毎週買っていたのは「週刊FM」。
 番組欄が…読みやすかったのかな?
 「FM STATION」は、好きなミュージシャンの記事や、
付属のカセットレーベルに良いのがあったら追加で。

 カセットレーベル、というのは…(笑)、
カセットテープのケースの内側に入れる、ジャケット、みたいな物です(笑)。
  「FM STATION」 の表紙と付属のカセットレーベルは、
鈴木英人のイラスト。とにかく、オシャレでしたね。
 アメリカの街の空気や風、陽射しが、実際伝わってくるようでした。
 一言、開放感、というか、自由。
 80年代を体現しているイコンの一つ。

 中学当初の音楽生活は、SANYOのダブルラジカセが全てでした(笑)。
 それで、充ー分だったなー。
 ステレオ放送だと、サーっというノイズが入る時があるので、
アンテナを伸ばし、本体の向きをあれこれ変えたりして(笑)。

 一番愛用していたカセットテープは、TDKのADか、ARかな。
 クローム? メタル? あれこれ他のメーカーも買ったけど、
正直、音質の違いは分かりません(笑)。
 高速ダビング、って機能は、あまり使わなかった。
 テープが伸びる気がしたから、かも(笑)。

  チェックした曲は、とりあえずテープに録音し、聴く。
 そのミュージシャンが、過去にどんなアルバムを出し、
音楽的にどんな位置にあるのか、そういうことはまったく知らず、
とにかくヒットしているということで、何でも聴いてましたね(笑)。

 だから、テープには放送した順に録音してあるので、
その曲順にまったくつながりがない(笑)。
 そのうち、洋楽も耳に馴染み始め、
曲の流れも考えて、テープにダビングするようになりました。

 テイストの似た曲を、1本のカセットテープにまとめ、
そのテープに合ったカセットレーベルを付ける。
 そうして、テープの数も次第に増えていきました。

「STAY GOLD」

  その頃の曲で、忘れられない一曲があります。
 スティービー・ワンダー は、♪「心の愛」で知ったんですが、
映画「アウトサイダー」で、挿入歌を歌っている。
 ♪「STAY GOLD」です。

 映画ももちろん、当時の僕たちの心を掴んだんですけど、
主題歌であるこの曲がねー、たまらなくいいんですよ~。
 でも当時、この映画のサントラはなく、シングルの発売もない。
 映画の中でしか聴くことができない、幻の曲だったんです。

 うわ~、聴きてーなー…。
 毎日そう思っていた時、FMの番組欄をチェックしていたら…、
なんと!「ステイゴールド/ スティービー・ワンダー 」の文字が!
 マジか!?

 放送当日、 恐る恐る? ラジカセにかじりついて、
その番組を聴いたら…、流れました。
 正直、映画の中と曲の感じが違ったけどね(笑)。
 でも、感動した。良かった。
 そのテープは、「アウトサイダー」好きの友達たちの間で、宝になりました。

 やがて、FMでチェックした曲をカセットテープにダビングしていた、
ラジカセの時代から、
レコードプレーヤー付きのステレオを買ったんですね、
その時代へと変わっていきました。

  その頃のテープはもうありません。捨ててしまいました。
 時代の変化とともに…。

 

 

 

 
 
 

著者

たねってぃ

1970年生まれ 千葉県在住

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