ハマって読んでいたのは、高一高二の頃。
 この漫画、何で知ったんだっけ? 
 「サンデー」なんて読んでなかったと思うけど。

  高一高二 、’86年’87年。
  毎日 、BOØWYとラフィン・ノーズを聴いていた。
 この漫画も、当時の音楽業界が描かれている。
 ライブハウス、パンクバンド。インディーからメジャーへ。
 メジャーっていうのはつまり、芸能界。
 ザ・ベストテン、吉川晃司♪「モニカ」(笑)。

 ’86年には映画「ストレンジャー・ザン・パラダイス」も公開された。
 ジム・ジャームッシュ、NYインディーズの諸作品。
 そこで描かれた当時の空気感が、この漫画からも感じ取れる。

 「To-y」は、そんな当時の音楽や映画とリンクしている。
 だから、読んで自然とハマったのかも。

 画もカッコいい。線が細くてスタイリッシュ。
 漫画だから画は重要。目にした瞬間に決まる。
 音楽と同じ。聴いた瞬間に分かる。
 コマのカット割りから、台詞まで。そのリズムが生む、独特の世界。
 何気ないギャグも随所に…(笑)。

 でもやっぱりキャラクターだよなー。
 トーイもいいけど、ニヤ、山田二矢!
 読み終えた後でも、ニヤの声がいつまでも聴こえてくる。
 全10巻、通しで読むと、目に映るものが、この漫画の画のタッチで見えたりして。

 ストーリー展開なんて、二の次?
 キャラクターが活きてれば、ストーリーは勝手に流れ出す。
 To-yの音楽? どんな音楽かなんて想像しない、聴きたくない。
 登場人物たちが駆け抜けた、’80年代半ばの時代を感じられたらそれで…。

  最終巻、発売日の朝、学校行く途中でコンビニで買った。
 読んだその一日、心はどこか遠くに…。
 切ないね。

 

 

 

著者

たねってぃ

1970年生まれ 千葉県在住

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