暖かくなったので外に出た。今年、二度目の庭仕事だ。
 例年、一月二月の冬の間にも、暖かい日を見つけては外に出ていた。
 枯葉を拾ったり雑草を取ったりし、春の訪れを待っていた。

 だが年々、それが億劫になってきた(笑)。
 寒い日には草花の様子を眺める余裕はなく、足早にその前を通り過ぎた。

 二月のある日、ふとユキヤナギに目をやると、葉を落とした枝から、
ところどころ芽が吹き始めている。
 早い。
 まだ風は肌を刺すほど冷たく、春の訪れなど感じることはできない。
 そんな中、真っ先にユキヤナギは春の準備を済ませている。

 幾日か過ぎ、二月も終わる頃、再びユキヤナギの姿が目に飛び込む。
 今度は伸びた枝にびっしりと、新しい葉をつけている。
 凄い。あっという間だ。あっという間にその活動を始めている。

 三月になった。一日。暖かい。外に出た。
 あ! 驚いた。緑眩しい葉の中に、いくつか白い花を咲かせている!
 おー、もう咲いてるよ~。
 寒さにいつまでも身を縮こまらせている私を、叩き起こすかのように、
ユキヤナギは私に春を知らせた。

 そして今日、ユキヤナギは白い花を満開に咲かせている。
 垂れた枝が風に吹かれ、白い花が揺れる。風はもう、心地よい。
 春が来たのだ。