春が来た。と思ったら、先日、雪がちらついたりする。
 何で? 寒---い!
 と思っていたら、今日はまた暖かい。…なんだよ(笑)。
 そんな中、次々と花を咲かせている植物がいる。
 クリスマスローズだ。

 クリスマスローズ。なんて、洒落た名前だ(笑)。
 しかし、クリスマスに咲いているのは見たことがない。

 初春。まだ、大気が肌に冷たい頃。
 たまに陽が射す暖かい日に、よろよろと外に出る。
 すると、足元で花を咲かせているクリスマスローズを見つける。

 いつ咲き始めたのだろうか?
 まだその瞬間に、立ち会えたことは一度もない。
 私はいつも、申し訳ない気持ちになる。

 クリスマスローズの花は、地を向いている。
 顔をあげ、咲いていることをアピールしたりしない。
 いつもうつむいて、ひっそりと佇んでいる。

 そんなクリスマスローズのシャイネスに敬服し、
私は地に平伏して、その顔を覗き込む。

 花は控えめだが、葉は大きく堂々としている。
 表面はザラザラし、ゴツく堅い。セルロイド製の人工物のようだ。

 長い期間、葉は日を浴び、栄養を蓄える。
 花が咲き始めると、役目を終えたかのように、その葉は枯れ始める。
 だが新しい花と共に、また新しい葉が、空に向けて広がり始める。

 現在、咲いているのは、「クリスマスローズ 黄色系 (実生小苗)」と、
「クリスマスローズ アプリコット系 (実生小苗)」。
 「○○系」、というのが味気ない。
 初めてだったので、一番安価な苗を植えてみたのだ(笑)。

 それが’15年の9月。もう4年半、経った。
 その間、枯れることなく、次々と花の数を増やしている。

 クリスマスローズの苗は比較的高い。
 植えようと思うと気合がいる(笑)。
 今年は一種、新しい仲間を育ててみようかと考えている。